お盆休みに久方ぶりに小説以外の本を読んだので紹介します。

 

ルポ税金地獄 朝日新聞経済部 文集新書

 

朝日新聞らしい「金もちは税金を逃れている」「大会社は税金を逃れている」「貧しい人達の税負担は重くなるいっぽうだ」「固定資産税は実際の時価よりも高めに不動産鑑定士を巻き込んで評価されている。とくに衰退の酷い地方ほど税金を取るために固定資産税を重くしている」という話が中心でした。

 

言っていることは、かなり本当の事だと思いますが、話が結構おかしな理屈もあります。つまり、大企業や財産を持っている人(相続税の話)はそうでない人よりもたくさん税金を払わなければならないという根本的な所の説明が欠けています。

 

専ら、金持ちの節税と言っているのは相続税の節税の話であり、高額所得者の節税の話ではありません。高額所得者でいえばふるさと納税での御礼の商品のところぐらいですか。

 

ただ根本原因は、社会保障費にお金がかかり過ぎている。社会保障費の増大に対して税収は増えていない。従って、社会保障費の抑制に向かず増税に向いている、という事に対して解決策が見いだせないという話が中心です。

 

ひとつ本の中で大いに共感できる事は、「とめる者には息苦しい日本」という所です。ようは、国外に脱出していく、ちょっとした富裕層は国外には脱出出来ませんけれども大富裕層は国外に脱出出来る。日本は息苦しい国だという所でした。

アメリカの独立戦争も結局、税金に関する不満が始まりだった事を思い出しました。独立するのではなく、人が逃げていくという話なのでしょう。

 

注)ふるさと納税について言うと、住民から税金をもらうのがあたり前だという世田谷市の感覚が本音を表しているようです。江戸時代には百姓とゴマは絞れば絞るほどとれるという言葉がありましたが、今は、住民はおかみ(地方自治体)に税金を払い公務員の生活を支えるようなものだという感覚なのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

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