安倍政権になってから2回目の税制改正が行われます。

最近の税制改正の特色は、来年のことだけではなく、ずっと先の年の改正(増税)まで今決めておこうという流れです。

そこで、単に「今年、税法がどう改正されるか」という話ではなく、「すでに成立している税法改正を含めて税金がどう変わっていくのか」ということを見ていきます。

流れのポイントは、消費税の引き上げと、その不満をかわすために富裕層にさらに税負担を重くしていこう。富裕層といえば、高い給与をもらっている人と資産家ということになります。

 

一方、法人には世界的な流れでより減税をしていかざるを得ない。そうしなければ、企業は利益を目標に活動するものですから、より利益があげやすい国(法人税率が安い国)に工場と人件費をもっと移してしまう、つまり、日本では利益を計上しないような行動をとり続けるようなことになるからです。

 

私どものお客様に主に関係のあるものにポイントをしぼって説明させていただきます。

 

 

∞ ∞ ∞ 消費税 ∞ ∞ ∞

● 平成2641日より消費税率5%から8%へ引き上げ

ところが経過措置等の対象になるような特別な取引については消費税率が平成26年4月1日以降の取引であっても消費税率5%が適用されるものもあります。そのため、経理の方は5%の取引なのか、8%の取引なのか注意して会計処理をしていく必要があります。

例えば、売掛金の貸倒れが生じた場合に消費税5%時代の売掛金の貸倒れなのか、8%時代の売掛金の貸倒れなのか、などです。

また、簡易課税等を採っているような小企業においても3月の売上なのか、4月以降の売上なのかきちっと分けていかなければなりません。

 

● 簡易課税制度を不動産業については増税

原則、事業者は売上時に受け取った消費税から実際に仕入や経費に伴って支払った消費税を差し引いた残額を納税します(原則課税)が、課税売上高が小規模の中小事業者は、実際の課税仕入れ等の税額を計算することなく、課税売上高に業種ごとに定められている一定割合を掛けて、仕入控除税額の計算を行うこと(簡易課税)も事前の届出をしていれば認められています。

 

「簡易課税制度」は、前々年(個人)又は前々事業年度(法人)の消費税のかかる売上高が5,000万円以下であり、かつ、「簡易課税制度選択届出書」を事前に提出している事業者が制度の適用を受けることができます。

この簡易課税で計算する税額が平成27年4月1日以降に開始する課税期間から(個人は原則平成28年から)不動産業については増加します。

 

不動産業については、現行の第5種事業(みなし仕入率50%)から第6種事業(みなし仕入率40%)に区分され仕入率が縮小という形になります。

 

例えば、不動産の賃貸業を営む個人の方のオフィスビルなどの賃貸収入が4,800万円としますと、改正前のルールでは消費税納付額は240万円(4,800万円×10%―4,800万円×50%×10%)ですが、改正後は288万円(4,800万円×10%―4800万円×40%×10%)と48万円の増税となります。(注)不動産業でも、アパート収入などは非課税です。

 

『誤解しないで顧問料の消費税』

平成26年4月1日より、いよいよ消費税の税率が上がります。

弊社の顧問料につきましても、平成26年4月分より消費税率を5%から8%にて請求させて頂きますが、お客様にご負担をお掛けするものではありません。

 

消費税は、預かった消費税と取引先に支払った消費税との差額を国に納める仕組みなので、会社の経費として顧問税理士に支払う消費税が増えれば、その分国に納める金額が減少します。

従いまして、業者に支払う消費税と国に納める消費税の合計は変わりません。

ご拝察お願い致します。

syakaihosyoukyuhu社会保障給付(年金・健康保険・介護など)は、毎年の保険料等でまかなえていません。

日本経済の成長がとまり、所得が増えないので保険料率の引き上げで働く世帯の負担感は高まる一方なのに、日本の人口は高齢化により、ますます社会保障給付は増加していきます。

平成25年度予算では不足48兆円。その不足を国の一般予算(税金と国債発行)や地方税でやっとうめています。

消費税の増税(10%のときで13兆円増税)だけでは無理で、日本経済が成長していかない限り、どこかで社会保障の大幅カットを実質的に行わざるを得ないでしょう。

昨年中は色々お世話になりました。

本年も宜しくご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

 

新しい年になり、心機一転がんばっていきます。

その一つとして、2013年まで利用していたブログサイトから、当事務所ドメイン内のブログに引越しをする事にしました。

 

第一号の記事として、最近知った漢詩を紹介します。

【庭上一寒梅】 庭上の一寒梅

【笑侵風雪開】 笑って 風雪を侵して 開く

【不爭又不力】 あらそわず また つとめず

【自占百花魁】 自ら百花の さきがけを 占む

 

新島襄(八重の桜の夫)

庭に咲いた一本の寒中の梅が、まだ寒い風雪に耐えてにっこり笑うように開いている。

他の草木と争いもせず力みもせず、自然にあらゆる花の魁となって咲いている。

 

梅花の教え。「人生には、身も縮むほどの厳寒の時もあるが、そんな時も、お前は梅の花のように一番最初に春を告げ、ふくよかな香りを放てる人になれ。梅の花は上向きに咲くと氷雪で実を結ばない。下向きに咲いた花だけが実を結ぶのだ」