クラウドって何？

最近、『クラウド』という言葉をよく聞きます。でも『クラウド』って何でしょう？

簡単に言えば、データをパソコンや携帯端末ではなく、インターネット上に保存する使い方・サービスのことです。

データをインターネット上に保存しているため、会社や自宅だけではなく、さまざまな環境でデータの閲覧・編集・アップロードができるようになります。

Gmailなどのwebメールもクラウドサービスの一つで、インターネット上にアドレス帳やメールデータが保存され、送受信もインターネット上のアプリケーションで行われます。データをGmailに添付して送信しておけば、どこにいてもそのデータを確認することが出来るようになります。また、クラウド型グループウエアを使えば、ネット上で社員のスケジュールが把握できるようになり、業務連携をスムーズにすることが出来ます。

クラウドのメリットは何でしょう？

まず大きなものとして、サーバー・ソフトを購入する必要がないということです。クラウドサービスは利用するという考え方のため、多額の初期投資が必要ありません。

次に、自前業務アプリケーションを構築するためには、開発に係る時間が必要でしたが、クラウドでは出来上がった業務アプリケーションを利用するという形なので、開発にかかる費用・時間かけることなく使用することが出来ます。

最後に、機能追加や脆弱性の修正などのアップデート作業が無くなり、メンテナンスが不要となることです。これにより、ＩＴ部門の負担を減らすことができ、戦略的な業務に労力を振り向けることが出来ます。

クラウドのデメリットは？

デメリットは、先ほどのメリットの裏返しですが、自前で構築していないためカスタマイズが難しいということと、すべてのデータがクラウドサービス側に集まるため、クラウドサービス提供側の倒産・サービス終了があるとサービスを使用できなくなる恐れがあるということです。カスタマイズが難しいという点に関しては、自社の作業の標準化を行っていくこと、サービス終了に関しては、改良された同じような他社のサービスに変更していくことになります。一つのアプリケーションをずっと使い続けるのではなく、常に改良をされたシステムに変更していくイメージでしょうか。

『クラウド』を活用することにより、バラバラに保存されている情報の集約や移動時間などでも作業を行うことが出来るようになります。働き方改革で残業時間を減らすことが叫ばれている中、クラウドによる業務効率化を考えていく必要があるのではないでしょうか？

（記事）【所員：石橋】

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