スマホ決済

【所員:岩永】

 

 

 

スマホ決済

 昨年末、スマホ決済サービスの「PayPay」が「100憶円あげちゃうキャンペーン」を行い注目を集めました。これまで現金で決済していた方にとっては、少し難しいように思われるかもしれませんが、スマホ決済とはどのようなものでしょうか?。

キャッシュレス決済のなかでも、特にスマートフォン用のアプリを使って支払いをすることをスマートフォン決済(スマホ決済)と呼びます。QRコードなどをスマホのカメラで読み取ることで決済するものと、読取端末にかざして決済するもの、事前にチャージする前払いのものと、クレジットカードや携帯通信料と一緒に後払いするものなど、各社によってサービスはさまざまです。

福岡市では、「LINE Pay」を使って福岡市市税の納付ができるサービスが4月1日から始まりました。軽自動車税や、個人市県民税(普通徴収)、固定資産税など自宅に届いた払込票に印字されたバーコードを、「LINE Pay」を使ってスマホのカメラで読み込むことで決済が完了するため、コンビニや金融機関にわざわざ行く必要がなく、自宅にいながら納税ができるようです。

スマホ決済は、クレジット決済と比較して手数料が安いことも魅力ですし、貯まったポイントを他の購買の支払いに使うこともできます。しかし、スマホの充電が切れたときは使えませんし、マホの機種によっては、機種変更の際に再登録が必要な場合もあるので注意が必要です。大手が運営する店舗などでは使えるところが増えていますが、個人経営のお店などは対応していないところが多くあります。

スマホ決済は、端末の導入や事業者側の手数料についてもクレジット決済の場合と比べて手軽で安く済むということで、事業者にとってもメリットがあると紹介されています。実際に、コンビニで端末の読み取りにかかる時間を比較してみたところ、サイン不要のクレジット決済よりも、スマホ決済の方が早く決済できました。事業者にとってレジの混雑が解消されることもメリットの一つだと思います。導入を検討している事業者にとって注意すべきことは、現時点では一括払いのみで分割払いが選択できないため、高額商品には不向きといわれています。また、スマホ決済は基本的にレシートの発行がなく、決済履歴はデータで管理するようになっています。レシートとして印刷したい場合は、専用のプリンターが必要となるようです。

10月からの消費税増税の対応策として、政府はキャッシュレス決済した消費者にポイントを還元することを検討中です。一方で、高齢者や地方での利用環境の整備や、規格の統一化など、課題も残されています。しかし、キャッシュレス化の流れは後戻りできない状況といえるでしょう。近い将来、「うちは現金決済はやってないので、おつりは用意していませんよ。」というお店も出てくるかもしれません。

 

 

 



(記事)【所員:岩永】

 

 

 

 

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