【所員:荻野】
「預貯金等の残高証明書の取得手続き」について
相続発生後、遺産分割や相続税申告で故人が取り引きしていた銀行口座や証券会社口座の死亡日の残高証明書が必要となりますが、取得のためにどのような手続きが必要なのか?を整理してみました。
- 故人の預金口座の調べ方
・預金通帳やキャッシュカードを探す
・借入金契約書や返済予定表などを確認する
・故人宛ての郵便物を確認する
・ネット銀行などは、故人宛メールやPC・スマホアプリ、他銀行の入出金
記録の確認をする
・銀行・証券会社に現存調査の依頼
- 手続きができる人
・相続人
・遺言執行者
・相続財産管理人
- 手続き先
・各金融機関の支店窓口(口座のある支店の方がスムーズです。他支店の場合は発行に時間がかかることがあります。)
・ネット銀行は所定の窓口に電話連絡又は郵送 ※HPで案内掲載されています
- 必要書類
・名義人が死亡したことが分かる戸籍謄本等
・申請者と名義人との関係がわかる戸籍謄本、遺言書等
・申請者の実印と印鑑証明書
・預貯金通帳・証書・キャッシュカード等
・残高証明書発行手数料
- 注意事項
・各金融機関により手続き方法が違う為、問い合わせをしてから行うとスムーズです。
・銀行は預金名義人の死亡を知った時点で口座を凍結し、入出金や口座振替も出来なくなります。
・口座名義変更の場合は、遺産分割協議等の追加書類が必要になる場合があります。