40億個を超えた宅配便の取扱個数
コロナ禍における巣ごもり需要の増加に伴い、通信販売の利用が拡大しています。
2019年の宅配便の取扱個数43億2349万個でしたが、2020年の取扱個数はさらに増加することが予想されます。
通信販売に欠かせない宅配便の取扱個数データが、2020年9月に国土交通省より(2019年度)発表されました(※)。
宅配便取扱個数合計(10年ごとの推移)
1989年(平成 元年) 911百万個
1999年(平成11年) 2,357百万個(上記比 258%)
2009年(平成21年) 3,137百万個(上記比 133%)
2019年(令和 元年) 4,323百万個(上記比 137%)
右肩上がりに宅配便取扱個数が増加しており、その99%がトラック輸送によって運ばれていますが、直近20年間でみると1.8倍と、ほぼ倍増している形です。
最近は、ウーバーイーツ等のオンラインデリバリーサービス・メルカリ等の個人売買も増加しているので、倍増していることも納得できます。
今後もネットを使った宅配サービスが増加見込みのため、急激なビジネスモデルの変革が起こること予想されます。
過去、鉄道や石油、電話業界、米マイクロソフトといった強力な独占者が誕生したのと同じく、「フェイスブック」「グーグル」「アマゾン」「アップル」のIT業界が、市場を独占していきそうな勢いです。
コロナ禍の環境も変革を加速化しており、将来に向けたビジネスモデルの再構築が必要ではないでしょうか。
(※)2020年9月18日 国土交通省「令和元年度 宅配便取扱実績について」
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha04_hh_000222.html